こんにちは。たくです。今日は友情結構相談所、カラーズで活動した時のことを書きたいと思います。
友情結婚相談所カラーズの仕組み、料金体系、活動方法など興味がある方へ私が活動して感じたことをまとめました。これから活動する人の参考になれば幸いです。
友情結婚と検索したらまず出てくるのがカラーズさんのサイトではないでしょうか。
私もどういうワードで検索したか覚えていないのですが、「ゲイ 結婚」みたいなワードで出てきたような気がします。
私のような悩みを持った方は気になる相談所さんだと思うので、私の体験談を書いていきます。
気になっているけど、料金や仕組みが分からないという方も多いと思うので実際に体験した経験をまとめておきたいと思います。
(私が活動していた当時の話なので料金体系などは変わっている可能性があります。)
友情結婚とは
そもそも友情結婚とは何なのでしょうか。カラーズのサイトではこのように定義されています。
友情結婚とは、恋愛関係にない者同士がお互いの利害の一致・考え方の一致等により、
https://www.colorusfsb.com/aboutfsb
性愛はなくても、友情や愛情など様々な気持ちのつながりでwin-winな婚姻を結ぶことを言います。
友情結婚という言葉自体は昔からあるようですが、一般化してきたのはここ数年だと思います。
カラーズがおそらく初の友情結婚専門の結婚相談所として、活動してから広まったような印象です。
このサイトの体験談にある、
「LGBTでも諦めていた結婚が出来る」
「性交渉は無理だから諦めていた結婚への希望」
「両親を安心させられる」
「お互いを尊重しあえる関係」
「お互いを思いやり、助け合えるような親友のような関係」
「仲のいい兄妹のような関係」
「苦難をともに相談しながら乗り越えられる家族」
というような言葉を見た時、まさに自分が求めていた結婚観だと思ったし、女性と恋愛が難しい、性的な関係が難しい自分にとってこの形態であれば、悩んでいた世間体、結婚、両親のことが全て解決出来ると思い、とても希望が持てたのを覚えています。
これなら諦めていた結婚にも希望が持てると思い、すぐに面談申込をしました。
活動の流れ
活動の流れはこのような感じです。
- 入会相談
- 入会面談
- お見合い開始
- マッチ→交際(交際期間3か月)
- 成婚退会
入会相談
入会相談はオフィスで、代表の方自らと直接面談します。
今はオンライン面談も対応してくれるのかもしれません。
代表者の方自ら面談して、入会者の人柄、結婚観等を確認するようです。この方はストレートのようですが、気さくな女性で印象はよかったですね。
ここで活動の流れなどの説明を受けて問題がなければ入会書類と各種証明書を揃えて、入会金を払い入会となります。この時はとにかく早く活動したかったので、必要書類はすぐ揃えました。
結婚相談所というもの自体ここが初めてだったのですが、これらの証明書があることによって、掲示板とは違った安心感があります。
この入会相談で入会拒否となるパターンもあるようですが、よほどのことがなければ大丈夫かと思います…。
入会面談
代表者の方との入会相談が終わると、今度は別のアドバイザーの方との入会面談があります。
この面談ではより具体的な条件、結婚に対するイメージ、どんな結婚を望んでいるか話し合います。
このアドバイザーとも面談を行い、入会者の個性や人柄、結婚イメージを確認した上で条件だけのマッチングではなくよりふさわしい人を紹介するとしています。
プロフィール文書の添削もこの方にしてもらいます。
料金システム
料金システムはこんな感じでした。(私が入会した時の話なので今は違うかもしれません。)
- 入会金:33,000円(キャンペーン適用で0円)
- 登録費:77,000円
- 月会費:8,800円
- お見合い費:5,500円(都度払い)
- 成婚費:330,000円
成婚費が多少高いのと、月会費が安い分、お見合い費がお見合いの度に発生するのが、私が以前活動していた一般の結婚相談所との違いでしょうか。
料金システムについてはどこも似たようなものだと思うので、特に違和感はなかったです。
お見合い開始
2回の面談が終わり写真、プロフの登録が終わるとお見合い開始になります。
この相談所はこちらからお見合いを申し込むのではなく、相談所側がその人の人柄や結婚観と合うであろう人をマッチングします。
一応会員を検索出来る仕組みはあるようなのですが、アドバイザーいわく利用する人は少ないようです。何故かはわかりませんが…。(今は違うのかもしれません)
写真も公開されていないので、見る場合はオフィスに行く必要があります。
センシティブな活動なので、そこは安心出来るところだと思いました。
お見合いはアドバイザーから紹介したい人がいた場合に、メールでお相手のプロフィールと共に連絡があります。そこでお互いお見合いしたいと思えば、お見合いになります。
私は特に写真を見に行ったりはしなかったですね。
多くの人に会うことが大事だと思っていたので、とにかく紹介があったものは全てOKにしていました。
お見合いの流れは一般の結婚相談所と同じです。指定されたホテルのラウンジ等でお見合いします。
友情結婚相談所でのお見合いは一般の結婚相談所とは別の意味で色んな方がいましたね。
容姿端麗な方も多かったですし、経歴も仕事も素晴らしい方がたくさんいました。
それなのに自分と同じようにセクシャリティで悩んでいることがとても意外な感じでした。
初回のお見合いでお互いにまた会いたいと思えば、連絡先交換になる流れも一般の相談所と同じです。
交際期間
連絡先交換後、交際期間になるのですが、3か月の期限が設けられます。
この3か月という制限は一般の相談所よりシビアなのかもしれません。
長い期間とってもマンネリになり成婚につながらないからということでの制限のようです。
この間、この相談所では話し合い冊子と呼ばれるものをお互い作成して、お互いの条件や結婚観を話し合い、相性等を確認していく期間になります。お互いの条件や結婚観を話し合い、相性等を確認していく期間になります。交際期間で関係性を深めるのは一般の相談所でも同じかと思いますが、友情結婚の場合はそこに恋愛感情や性的な関心はお互い存在しません。
その中で関係性を築くのが本当に難しいように私は感じました…。
友情結婚の現実
今思えば、この期間にもっとお互いを知る努力をすべきだったのだと思います。私はアセクシャルやノンセクシャルの方とこの活動で初めて出会ったし、どう接していいのかわからなかった。
仕事は?趣味は?休日の過ごし方は?などテンプレ質問で初回のお見合いはうまく進んでも、その後、関係を深められない。セクシャリティのことにどこまで触れていいのかもわからない。
話し合い冊子で、将来の展望や子供のこと住居や金銭感覚などお互い確認していきますが、大抵の方で違和感のある方はいなかったです。でも、そこから先が進まない…。
お相手に興味が持てないのです…。
とはいえ交際期間3か月という期限は決められているので、月1回相談所に今の進捗を報告する必要があります。その為、義務的に会ってはいましたが、一向に関係は深まらない…。
もちろん人間的に無理という方はいなかったです。私から具体的な話がないからという理由でお断りされたこともあります。
でも、自分のことを棚に上げてしまいますが、お相手からも関係を深めるようなLINE等はなかった…。
連絡は次どこで会って話しましょう、というこちらからの連絡に対する返答のみ。
会えばもちろんお話しはしますが、終わればそれっきり。
私がお相手に興味が持てないように、お相手もそうなんだろうなと思いました。
お互いを尊重し合える関係
お互いを思いやり助け合えるような、親友のような関係
苦難を共に相談しながら乗り越えられる家族
仲のいい親友や兄妹のような関係
カラーズの体験談にあるこのような関係性を築くには、相当な努力がお互い必要で、利害の一致だけでは絶対にこのような関係にはなれないと痛感しました。
友情を築くのさえ難しいのに、それが結婚、同居していけるような関係性を恋愛感情無しで築くには相手を知ろう興味を持とうという相当な努力が必要でしょう。
相手のことを考えられるか、思いやれるか人間愛を持てるか、そこまでの関係性を3か月で築くのは自分には難しかった。
逆にこの形態でうまくいっている方達は自分以上に結婚に対する覚悟があって、お互い知ろうとコミュニケーションを濃密に取ったのだろうし、お互いを知る努力をしたのだと思います。
この辺は一般の相談所ともしかしたら、変わらないのかもしれません。
でも友情結婚の場合、お互い恋愛感情がない分、お互い興味を持って関係性をいかに高められるかがとにかく重要だと思います。
友情結婚というワードが幻想を抱かせるのかもしれません。利害の一致だけなら契約結婚でいいはずです。
自分も含めこの界隈の方々は根底には
お互いを尊重し合える関係
お互いを思いやり助け合えるような、親友のような関係
苦難を共に相談しながら乗り越えられる家族
仲のいい親友や兄妹のような関係
を望む気持ちがあるはずです。だから契約結婚ではなく友情結婚を望んだはずです。
でも現実はこのような関係性を築くのがとても難しいから多くの方が壁にぶつかっているように見えます。
退会
今振り返れば、もっと相談所のアドバイザーに相談すればよかったのかもとも思いますし、相手を知ろうという姿勢が圧倒的に足りなかったのも理解は出来ます。
もしかしたらそれがお相手にも伝わって、お互い事務的なやりとりになっていたのかもしれません。
ただその当時は、勝手に思い描いていた理想像と現実のギャップに心が折れ、ここで決めて結婚したとしてもお互い何も話さず部屋に直行という未来しか見えなかったので、距離を置く意味で退会することにしました…
相談所にはたくさんの方を紹介してもらいました。お見合いが少なかったということはなく、むしろ多い方だったと思います。そこは感謝しています。
今思えば何もしなくても利害が一致すれば、温かい家庭、お互い尊重して助け合える関係になれるだろうというただただ甘い考えだったんだと思います。
これから
以前YouTubeでカラーズで活動した時の動画を出した時と微妙に心境が変わっていて、動画を出した時は絶望感しかなく、友情結婚は違うのかもと思っていましたが、今は友情結婚とか通常の結婚とかこだわらず、興味を持てる人を見つけていこうと少し前向きになっています。
そのお相手がマイノリティであるかそうでないかは関係ないと思っています。
ストレート女性からしたら迷惑極まりないと思いますが、自分が本気で気になったら全部伝えるつもりです。近況報告でも書きましたが、年齢もあり焦ってはいます。
ただ興味が持てない興味が持てない言っていても始まらないないので、紹介された方とは積極的にお会いして同じ轍は踏まないように自分でも興味を持つ努力をしたいと思っています。
私がカラーズでの活動を通して思い知ったのは、友情結婚では利害の一致だけでは絶対にうまくいかない。お互い興味を持ってお互い知ろうとしないと一向に関係は深まらない。それをセクシャリティのせいにしないでちゃんと関係性構築した方々だけがうまくいくということ。
利害の一致だけで温かい家庭、お互い尊重して助け合える関係が生まれるなど絶対に不可能。
これから活動される方は、そのことを念頭に友情結婚活動をするとよいと思います。
あ、自分にも言い聞かせてます。
活動してどうだったか他の方の意見も聞きたいので、ぜひSNS等で教えてくださいね。
お互い頑張りましょう。
<参考動画>
コメント
カラーズについて、興味はありましたが知らなかったことが詳しく載っていて助かりました!
たくさんの活動を読ませていただき、自身も相手も「興味を持てない」という苦い現実があることがわかりました。
結婚相手を探す活動ではありますが、友だちを作るような感覚で力抜いて取り組んだ方がいいのかもしれませんね。
相手も自分も友だちが欲しいわけではないけど、スタンスとして。
本当にいろんな考えの人がいるし、考えも時間が経てば変わることもあるし、そんな中で良い御縁に巡り合うのは奇跡的なことのように感じます。自分にもたくさんにも素敵な御縁があることを祈っています。
ゆうとさんいつもありがとうございます!参考にしていただけたようでよかったです!気負わず友達を作る感覚でいいと思います。自分も何が正解なのかはわかりませんが、お互いがんばりましょうね!